地熱学会を終えて盛岡に移動。丁度、紅葉の時期で、きっと葛根田は紅葉が最盛期であろうと予想していたが、期待通りであった。現場では日中の気温が7℃と真冬並みの寒さであったがそれを忘れてしまう。
もう、30年近く、ことあるごとにこの地を訪れているが、紅葉の時期はどうだったろうか。雫石の村々は冬支度、鮮やかすぎるほどの花々が咲き誇っていたが、なんとなくわびしさが漂う。
そんなことは忘れて夜は遅くまで、日本酒、カラオケで年を忘れる。
これから数年、東北での地熱発電所建設に向けて情熱を注ぎこむつもりである。
一瞬のひらめきで、出来上がった成果には、途轍もなく素晴らしいものがあります。逆に、一生懸命、時間をかけたものが案外平凡な成果にしかならなかったということもしばしば経験するし、一般によく言われることですね。
しかし、ひらめきは日常の間断無い努力の成果と考えるべきであろうと思います。とすれば、ひらめきを持つ人間は常にひらめきが生まれるようなポテンシャルを持っているということになります。
繊細な考え方、緻密で論理的な思考、これらは言葉の正確な意味、語彙力などが思考の回路に組み込まれてしか生まれないと思っています。読書が必要な所以でしょう。
ひらめきを求め、それを成果に結びつけるような努力をしていくことしかありません。その積み重ねは大きな成果となって表れます。それが晩年に大輪の花を開かせるはずです。若い人には一瞬一瞬を大切に生きてほしいと願っています。
