社長室

2021/05/03マネジメント技術を身に付ける

  • ※社員へ向けた社内朝礼スピーチより抜粋

「マネジメント」とはよく使われる言葉ですが、皆さんはどのようなイメージを持ちますか。皆さん方が現在あるいは将来、組織の責任者になった時に必要不可欠のものですし、皆さん個人の仕事の仕方にも通じるものです。世にいう仕事が捌ける人は、「マネジメント」の考え方やスキルが身についている人です。プロジェクトマネジャーもマネジメントを駆使しないと責任を全うすることはできないと思います。

マネジメントの意味は以下の4つの重要な要素を持っていると言われます。

  • ① 方向付けを行う。
  • ② 目標を定める。
  • ③ 役割を決める。
  • ④ 資源を動員する。

これらの4つの項目を実行すれば、成果は上がり、会社は発展すると思います。一人ひとりがこれらを常に意識し、コミュニケーションをしっかりと取り、全員がバランスよく動けば、直ぐに成果が表れるでしょう。

まず、方向付けを行う必要があります。プこれらの4つの項目を実行すれば、成果は上がり、会社は発展すると思います。一人ひとりがこれらを常に意識し、コミュニケーションをしっかりと取り、全員がバランスよく動けば、直ぐに成果が表れるでしょう。ロジェクトや仕事がどのような目的で行われ、どんなことがお客様から期待されているかが問われます。それをマネジャーがしっかりと理解してスタッフ全員に理解してもらわなければなりません。次に、目標を定める必要があります。目標は、目的を達成するため、どの段階までを実現するかということを全員で共有しなければなりません。そして、役割を決める必要があります。それぞれが与えられた役割を責任持って全うするのです。そのためにマネジャーは、スタッフとのコミュ二ケーションに注力しながら、目標の達成度や進捗をチェックします。要は、関係者を、一丸となってプロジェクトを仕上げるという気持ちにさせることが重要です。

ビジネスには儲かる仕事はない。儲かる仕組みや考え方、手法があるだけだとよく言われます。仕事を受注できないとか、そのためにどうしたらよいかのところで留まっていませんか。これを打破するための儲かる仕組みや手法を考えていますか。

2021/05/10会社が安定して利益を出すためには

  • ※社員へ向けた社内朝礼スピーチより抜粋

会社が存続していくためには、安定した収入が必要です。そのためには、継続して仕事を受注しなければなりません。そして、継続して仕事があるということをドラッカー流にいえば、我社が世の中で必要とされていることに他なりません。我々が行う再生可能エネルギーの開発、事業化という仕事は、CO2の削減、地球環境問題の解決への寄与、さらには日本が化石燃料を輸入するための外貨の低減にもつながります。

しかし、仕事を頂いたとしても、安定して利益を得なければなりませんね。そのためには、当然ですが頂いた仕事の予算以内の経費で仕事を終えなければなりません。そのためにどのようにすればよいと思いますか。以下に例を挙げてみましょう。

  • ① 予定の日数より短時間で業務を処理する。
  • ② 複数の仕事を並行して熟し、効率を上げていく。
  • ③ グループ作業で、効率アップを図る。
  • ④ 業務処理能力を高める。
  • ⑤ アウトソーシングをうまく利用する。
  • ⑥ 付加価値の高い仕事の比率を高める。
  • ⑦ スケジュール管理を詳細に行う。
  • ⑧ 作業密度、すなわち集中力を高める。
  • ⑨ 論理的思考を高める。
  • ⑩ 顧客との意思疎通を高める。

まだまだ、いろんなアイデアがあるでしょう。それを皆さんが意識して努力していかないといけません。最後は個人の力であり、会社は努力し成果を上げてくれるスタッフを評価し、さらに伸びてくれることを願うのです。

2021/05/17イノベーションとは

  • ※社員へ向けた社内朝礼スピーチより抜粋

今週は「イノベーション」について話します。以前にも何度か話をしたと思います。「イノベーション」とはモノや仕組み、サービス、組織、ビジネスモデルなどに新たな考え方や技術を取り入れて、新たな価値を生み出し、社会にインパクトの確信や、刷新、変革をもたらすことをいいます。

我が社の調査部門を地域イノベーショングループと名付けています。その根底には、上に示したような新たな価値を生み出し、世界を変えていくという意味を含ませていました。再生可能エネルギーにおける地熱分野、特に小規模地熱発電はそういう分野だと考えています。もちろん、他の各部門もイノベーションが根底にあると思ってください。

具体的には、平成28年の地熱学会で「小規模地熱発電のイノベーション」ということで世に問いました。我々の仕事には、イノベーションしなければならない事柄が満ち満ちているわけで、日々の業務の成果がイノベーションに繋がっているものが数多くあります。

現地調査にしても、室内解析にしても、事業展開にしても、我々が工夫できるところは無数にあると考えてください。また、世の中が変われば新たな課題が出てきます。それを解決することに情熱を傾けることによりアイデアが湧き、イノベーションが加速されていくのです。エディットはそうして他社にない技術展開を図っていくのです。

過去の知識を吸収することだけが勉強ではありません。皆さん方の技術力を磨く場は、毎日の目の前の仕事です。

2021/05/24令和2年度下期の社内試験で気になったこと

  • ※社員へ向けた社内朝礼スピーチより抜粋

さて、今日は先週実施した社内試験の結果で気になったことをお話したいと思います。皆さん無難な答案で可も無し、不可もなしといった所でしょうか。私としましては、日常、会社のこと、地熱業界の将来のこと、自分の専門分野で悩んでいることなどが、少なくとも、数人からは出るかなと期待していましたが、それは残念ながらありませんでした。

NHKのチコちゃんの「ボッーと生きてんじゃねーよ」が飛んできそうです。それから、具体的な、足が地に着いた自分の言葉で表現されている感じではなくて、どこか第三者的で、主体的に仕事に関わろうという姿勢が弱いような気がしました。

ゴールデンウィークに読んだ本の中にダイニエル・ピンク「モチベーション3.0」というのがありました。仕事における飴と鞭でやる気を起こさせる時代は過去のものだ。今は、仕事の当事者は主体的に課題に取り組み、マスタリー(熟練者)への道を歩むことこそ求められていると著者は主張しています。

マスタリーは心の持ち方次第だと言います。人は、知能に関して2つの異なる考えがあるといいます。一つは、「固定的知能観」であり、もう一つは「拡張的知能観」です。前者は、能力には固定されており、それを知識で埋め尽くしていくというものであり、後者では知能は無限大に成長するという考えです。このような考え方による目標の違いは明らかで、前者が過去の知識を一杯に詰め込み、すでにあるものを理解することに重きを置いており、後者は、現実に突き当たる課題に取り組み、それを解決しようとする姿勢で、ひとたび解決すると大きく成長するという知能と言えます。

お分かりのように、我々コンサルタントの仕事は、お客様の課題の解決が主な仕事です。既存の知識を集約し、整理することではありません。いつまでたっても、過去の教科書を勉強することに主眼を置き、自分で考えようとしない人、創意工夫がなく、不平不満ばかりを述べ、技術的に成長していない人は、残念ですが、我々の仕事には不向きだと思います。

今、皆さんが取り組まなくてはいけないのは、目の前の仕事の課題を見つけ出し、データをしっかりと読み、課題を解決していくことです。我々の課題の解決法は、今、出回っている教科書にはほとんど示されていません。自分たちが自ら解決しなければなりません。

このことをお客様は望んでおり、エディットの皆さんに期待しているのです。

2021/05/31令和2年度下期業績の総括

  • ※社員へ向けた社内朝礼スピーチより抜粋

令和2年度下期も今日で終わりとなります。昨年度と売上高を比較して、今年度は飛躍することができました。これも、皆さん方の努力のお陰と感謝しております。今後も、この流れを継続し、一層の飛躍を期待いたします。

その一層の飛躍を期して、皆さん方により自由度を高め、責任感を持って業務に励んでもらうために、新年度の6月から新たな体制で臨みたいと思います。体制についてはすでに令和3年度の事業計画の発表で示した通りです。地域イノベーション部門を調査チームとエンジニアリングチームに分け、業務は独立採算を原則に進めていきたいと思います。したがって、調査チームは、課長と主任がチームを引っ張り、エンジニアリングは部長と課長補佐はしっかりとチームを引っ張って貰いたいと思います。企画プロジェクトは当面私一人で、皆さんの手伝いを貰いながら、進めていきたいと思います。

令和2年度(第44期)の業績は上がったものの、売上額だけをみると、数年前に戻っただけとも言えます。したがって、令和3年度(第45期)も、この流れを引き継ぎ、さらに売り上げアップを目指してください。売り上げ目標額をどれだけ上回れるかは、皆さんの成長に掛かっていると思います。

さて、業績のアップには、皆さん方それぞれが、いかにして売り上げを伸ばすかということですが、現在のお客様のニーズを素早くくみ取り、さらに将来を見据えた新し商品を作り出すことに掛かっています。会社的には、内部留保の増大、経営基盤の強化を図り、来年度には新規の事業、すなわち、地熱発電事業への展開を図るべく努力していきたいと考えています。そのためには、皆さん方全員の技術的な成長もさることながら、ビジネスマインドをより高めてもらうことが必要になると思います。

業績が計画通り向上するならば、当然ですがその成果は皆さんへ還元することになります。会社の利益は、1/3が会社の将来のため、1/3がそれを支えるスタッフのため、残る1/3が株主のためが前提です。これを守っていくことをお約束します。

会社は創業から45年目に入ります。事業の方向性もほぼ固まってきました。この流れが、50年、100年と続くためには、構成員である皆さんが主体となって会社を作っていかなくてはなりません。会社は常に動いています。波乗りに似ているかもしれません。予測は難しい波に対処しながら、乗り切っていく。そして、時には攻めていく気持ちが必要です。若い仲間たちが集まってくるような魅力ある会社、楽しい会社にしていきましょう。

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