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パリオリンピックを見ながら

※社員へ向けた社内朝礼スピーチより抜粋

 

皆さん、おはようございます。先週から連日、35℃以上の猛暑日が続いています。サルスベリの花、夾竹桃の花があちこちで見られるようになりましたが、暑さに耐えて、寂しく咲いています。あと一か月半の我慢ですね。

先週からオリンピックが始まりました。結果がニュースで流れるたびに、一喜一憂するこのお祭り騒ぎ、世界は平和なのでしょうか。昔は、オリンピックの時だけは休戦協定を結んだと言います。

選手自身も周囲の人も金メダル獲得を確信していながら、予想外の敗戦に涙する姿を目にするのはつらいですね。しかし、勝負には時の運が強く付き纏いますから、ありうる結果なのです。

前回の東京オリンピックで金メダルを獲得した選手は、今回も金メダルを期待されるでしょう。おそらく、連続して金メダルを獲るためには、前回と同じ手法での努力だけなく、新たな戦略で努力しなければならないのだろうと思います。

我々の仕事も一緒です。わが社の現在の成功事例にのんびりと乗っかっていては、次の発展はありません。

①勝因は何だったか、②次回は相手がどのように成長するか、あるいはどのような手を打ってくるか、③世の中の環境はどのように変化するか、④そのための課題は何か、どのような技術が求められるかといった検討が常に必要だと思います。

会社の環境はどんどん動いており、今の技術をフォローするだけでは不十分です。エディットは新しい環境の中でどのように生きていくか、発展していくかの決断を常に迫られながら存続しています。片時も立ち止まることは許されません。

皆さん方、一人ひとりにおいても状況は一緒だと思います。通り一遍の努力ではなく、常に戦略を持って成長し、新しい課題に挑戦し続ける必要があります。同じ手法で2年も3年も成功することは、定例業務以外にはありません。いや、定例業務すらいろいろな工夫が必要なのです。

こんな時に思い出すのが、先週もお話しした「1番を目指さなければいけないのですか。2番でいいのではないですか。」という言葉です。これほど空虚で、中身のない言葉はないと思います。

オリンピックでも、連続の金メダル獲得を目指して前回の勝因を分析し、次の手を打っていたとしても、時の運は付き纏います。結果として金メダルではなく銅メダルとなることもあるでしょう。トップの金メダルを目指して競い合う選手こそが、結果を残すことができる可能性を持っているのだろうと思います。

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