2025.08.18
社長室
イチローの生き方
この記事は、地熱開発コンサル会社のエディット代表の藤野が、朝礼で社員へ向けて発信するコラムです。
みなさん、おはようございます。本日は、北アルプスの山麓からの発信です。早朝の現在、高原の気温は20℃を切っています。しかし、8月下旬のこれから10日間の滞在で、日に日に秋の気配を感じることでしょう。
プロ野球選手のイチローが米野球殿堂入りをしましたね。予てより、通訳を通して日本語で話すことが多かったイチロー選手が、英語で堂々とスピーチしていたのは驚きでした。
そんなイチロー選手について、かつてのチームメイトであり、現在はロサンゼルス・ドジャースに所属するミゲル・ロハス選手が語った記事が紹介されていました。イチロー選手の生き方が良く出ていると思いましたので、以下に紹介してみます。
「すでにスーパースターだったにもかかわらず、イチローは毎日欠かさず準備し、ハードワークを継続していた。それこそが私が彼から学んだ一番大きなことだ。彼の打ち方や守備じゃない。“準備の姿勢”を学んだんだ。シーズンを通してどうコンディションを整えるか、どう集中するか、それらを見られたことの意味は計り知れなかった。イチローが言っていた中で忘れられないのは、『毎日やるべきことをやることで、鏡の前で自分に正直でいられる』という言葉だ。毎日毎日の“小さなこと”に手を抜かない姿勢はそういった心構えの中から生まれるのだろう。球場に来てくれるファンに最高のプレーを届けるため、球団やチームメイトに敬意を示すために、自分の役割を果たす。それが、彼のプロ意識だった。」
出典:NumberWeb「イチローと大谷翔平は似てる?」ドジャース36歳野手はなんと答えた? あの衝撃体験から10年「ルーキー時代にイチローと過ごせて幸運だった」
URL: https://number.bunshun.jp/articles/-/866749?page=1#goog_rewarded
天才とさえ呼ばれるイチロー選手は、成功には近道はない、ただ努力する以外にない、と愚直に実行し、そして実績を残しました。そして、我々のビジネスの世界も例外ではないのです。多く実績を残した人々や、今も第一線で活躍している人は、日々仕事への準備を怠らず、なすべきことを愚直に実践しているに違いありません。
我々も、仕事で成功したり、世の中に貢献する何かをなしたりするためには、一日一日を真剣に生きなければならないと思います。それは、第一線で活躍している人程ではないにしろ、地道な努力の連続ではないでしょうか。少なくとも、地熱の世界においてプロフェッショナルとして生きていくためには、イチロー選手や大谷翔平選手には遠く及ばないとしても、同世代の人々と比較して、それなりの努力が必要であり、一切の妥協も許されないのではないでしょうか。
イチロー選手のように一日の始めから緊張感をもって生きていくことができれば、仕事の質が変わり、自身に対して甘えも妥協も許さない、仕事の神髄を極める道に入ることになるのではないでしょうか。それは、ある意味で成功への道を歩み始めた証拠であると言っても良いと思います。