2025.09.22
社長室
何事においてもできる人は所作が美しい
この記事は、地熱開発コンサル会社のエディット代表の藤野が、朝礼で社員へ向けて発信するコラムです。
皆さん、おはようございます。先週の木曜日は秋雨前線の影響で、ひどい雨でした。
その日は丁度、ゴルフの福岡南部地区の倶楽部対抗試合があり、選手たちは悪条件の中で頑張っていました。私も太宰府ゴルフ倶楽部チームの監督として終日選手たちに付き合いました。結果は、福岡南地区の約30のゴルフ倶楽部の中で7位でした。
各倶楽部の上級者が出場しており、ゴルフの技術を勉強するには良い機会なので、100以上の選手のティーショットやアプローチショットを観戦させてもらいました。そこで感じたことは、本当に上手い人、いや一流の人は、所作が美しいということでした。まあ、我が太宰府ゴルフ倶楽部の選手たちも所作はそこそこのもので、加えてチームワークの良さは自慢できるものでした。
所作が美しいとは、立ち振る舞いであったり、フォームがきれいであったり、周りへの気遣いや、マナーが行き届いているなどが挙げられると思います。所作が美しい人はその全てを身に付けているということでしょう。
このことは、仕事においても言えることで、立ち振る舞いが良いことはもちろんのこと、お客様とのコミュニケション能力の高さ、仕事にも積極的に関わっていく前向きな姿勢などとして現れると思います。そして、きっと生きる姿勢に余裕があるでしょう。
どうしたら所作が美しくなるかというと、日々、誠実に生き、精一杯努力するといった日頃の生き方以外には思いつきません。
ここで再び、ゴルフに話を戻します。まず、ゴルフに対する姿勢は一緒にゴルフをする仲間たちによって大きく左右されます。そして、よき指導者、すなわちインストラクターに恵まれること、そして教えられることを地道にマスターすること、ゴルフ場でのマナー、他人への思いやりです。理論に基づいた素振りやアプローチショット、パッティングなどの反復練習は欠かせません。そしてゴルフばかりでは駄目ですね。あくまでも、社会人としての務めを果たしながら、アマチュアとしてゴルフを趣味とするということになります。
仕事で考えると、会社の同僚たちに出会い、上長に指導を受けつつ、毎日の仕事を着々と熟していくということになります。さらに、人生の目標や生き甲斐についてもしっかりとした考えを持ち、社会に関わっていくことも重要なのではないでしょうか。
ついでながら、所作が美しいの対義語ははっきりとした言葉はありません。無作法という言葉が当てられているようですが、私は餓鬼(欲にとらわれ、落ち着きを欠いた振る舞いをする人)の方が的確なような気がしますが、いかがですか。