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本物になるとは

この記事は、地熱開発コンサル会社のエディット代表の藤野が、朝礼で社員へ向けて発信するコラムです。

 

皆さん、おはようございます。気温は、まだまだ平年より高いと言うことですが、それでも栽培している植物たちは、心なしか息を吹き返し元気になっているような気がします。

さて、今日は「本物」について考えてみたいと思います。「本物」という言葉は、「偽物」とよく対比して使われますが、単に本当の物という意味ではありませんね。本当に良いものと認められたものという意味なのでしょう。AIによれば、「本物」とは、偽りや模倣品でない、確かな内容や本質を持つものと書かれていました。漢字の意味からは、実物・真実や本質的な価値などと言われています。

では本物の人間になるとはどういうことでしょう。本当の生き方をしている人のことと言えるでしょうけど、よくわかりませんね。でも、人間として「本物」と言われたならば、栄誉なことだと感じます。人間として真っ当な生き方、それはいくつかあると思いますので、それを挙げてみます。

  ① 自分の信じた道を進んでいく。

  ② 思いやりのある態度で、困った人々を助け、また周りへの配慮を忘れない。

  ③ 真実を極めるために努力を怠らない。

  ④ 自分の得意とする分野で、多くの貢献をする。そのための技術を研鑽する。

  ⑤ 社会や世界をより良いものにするために、少しでも役立つよう行動する。

どうでしょうか、恐らく、皆さんはこれ以上に何かあるかもしれません。あるレベル以上でないと本物でないというわけでもないですね。でも、そんなに力む必要は無いと思います。自分の能力でできることを精一杯やりきるということで良いのではないでしょうか。そして、それを常に高めていくことが必要だと思います。

「本物」と同じような意味で、「一流」という言葉も世間では良く言われます。一流の人間とは、ある分野で高い技術力を持ち、人間的にも優れている人と言えると思います。我々コンサルタントは、「一流」を目指さなくては一人前にはなれないような気がします。

我々エディットがコンサルタントとして生きていくためには、「本物」を求め続けなくてはなりませんし、「一流」になることも必要だと思います。ある本に、一流は一流を見分けることができる、と書いてありました。類は友を呼ぶに似た言葉のようですが、目的を果たしていくためには一流の仲間、友人を見つける努力も必要かと思います。とはいえ、私自身は今も「本物とは」と問い続けている状態であり、さらに、一流、二流、三流といった評価は、周りの人が判断することであり、自分自身でどんな状況にあるかを判断できるはずもありません。せめて、今の仕事のパイオニアでありたいと努力するのみです。

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