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私も経営者の端くれ、目的のために最善を尽くす

この記事は、地熱開発コンサル会社のエディット代表の藤野が、朝礼で社員へ向けて発信するコラムです。

 

皆さん、おはようございます。標高1,600mの掘削現場では、10月の中旬になって、気温が下がり木々が色づいてきました。あと一週間もすれば、紅葉も盛りを迎えるのではないかと思います。今日は生憎の雨で、リグの先端も霞んで見えません。

私は思わぬ形で会社を経営することになったわけですが、世の中には自分で起業することを目指して夢を追い続ける人がいますね。孫正義氏、柳井正氏、前澤友作氏などがその代表でしょう。彼らが一貫して語っているのは、経営者とそうでない人の生き方は大きく違うということです。

経営者が会社の存続に責任を持つことは当然のことですが、彼らが最も重要視しているのは、自分の夢を追い続けることです。次に、如何に世の中のためになるかと問い続けるかだと思います。そういう点で、経営者やスタートアップ企業の創業者たちは、一般の人々とは異なる生き方をしているように思います。

例えば、ワークライフバランス(WLB)は、高市自民党新総裁の発言によって一躍、脚光を浴びています。もちろん、一般の人々にとっては、仕事と自分の生活を調和させていくことは重要なことだと思いますが、経営者にとっては無縁の世界なのかもしれません。そのような自由な時間は望むべくもありません。自分の夢の実現のために一心不乱に努力することを選んだ人間の宿命でしょう。

しかし、一たび夢が実現し、また新たな夢に向かって立ち向かう生き方は、たった一度の人生にとって掛け替えのないものでしょう。そして、それが世の中に大きく貢献するとしたら、何物にも代えがたい素晴らしい人生ではないでしょうか。おそらくカリスマ経営者の彼らは、その甘美な味を知っているのです。長く苦しいトンネルを抜けると、途轍もない充実感を味わえることを。こんな人達はWLBなど考えもしない筈ですよね。

私は、人生の大半を、いや、ほとんどを経過して、もはや何かをやろうにも、時間も体力もないのですが、それでも、夢とそれを追い続ける気力だけは持っています。一流の経営者たちに及ぶべくもありませんが、自分にもささやかな夢はあります。

それは、このエディットを素晴らしい会社にする、いや、素晴らしい会社にしたいという夢を持つ皆さんに託すことです。もちろん、皆がみんなそうではないでしょう。人生を楽しみながら生きていく人がいても構いませんし、大半の人はそうかもしれません。しかし、数人、せめて一人か二人でも、前述した経営者のセンスを持つ人がいたらと願わずにはいられません。そういった人を見つけ出し、育て上げていくことが、私の仕事であり、夢です。

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