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AIの正体

この記事は、地熱開発コンサル会社のエディット代表の藤野が、朝礼で社員へ向けて発信するコラムです。

 

皆さん、おはようございます。裏日本気候のどんよりとした寒い日が続きます。しかし、今週は気温も上がり、少しずつですが、夜明けが早くなっていくのではないでしょうか。既に、梅の花の蕾は膨らんでいます。

さて、今日は年末年始にずっと考え続けていた、生成AIの正体について話をしたいと思います。今年の新年の挨拶として作成した文章をAIでチェックすると、文字変換の間違いが34か所ありましたが、その他はほとんど修正は要らないことが分かりました。文章、内容に関しては、私の文章はそれ程問題がないのだろうかなと考えた次第です。しかし、AIの正体は正直に言ってつかめません。何かの本に、自分のアバター、すなわち「AI自分」ができるようなものだと書かれていました。そうかもしれませんが、AI自分は、本人も良く分かっていないのに、簡単に正しく作れるものでしょうか。

日経新聞の15日朝刊で、人工知能学会の会長の慶応義塾大学栗原聡教授は「生成AIはアンコの詰まっていない巨大な薄皮まんじゅうだ」と表現されていました。生きる実感を持たないAIから人生の幸せや目的というアンコの味わいを教わるには限界があるということです。

AIは使う人のレベルに応じて対応すると思われ、プロンプトの内容次第で、解析レベルの出来不出来が現れます。AIは使う人の鏡のようなもので、その人の実力次第で力を発揮し、質の高い仕事をするということです。したがって、アイデアの種を示すのは常に利用者である貴方なのです。AIは、あらゆるデータを準備し、具体的な指示を待っています。であれば、常に問題意識を持って、多くの課題に取り組み、頭を悩ませている諸君にとって、これ程貴重な相談相手はいないということになります。

しかし、本当に何でもかんでもAI頼みでいいのだろうかという気もします。テレビの番組で、手書きの効用という話の中で、自分で書き込むこと、例えば手帳に手書きすることなどが、脳の活性化に役立つということを言っていました。脳を鍛えること、あるいは脳の老化を防ぐためには、すべてをAI頼みでは危険すぎるような気がします。

また、ドラスティックで、今まで誰も考えたことがないアイデアを、AIは導き出せるのでしょうか。おそらく、それは難しいでしょう。そのようなアイデアは、人間の感性、ヒラメキによるところが大きいのではないでしょうか。AIは、このようなことまでも冷静に思考し、創造するものではないと思うのですがどうでしょうね。

先ず取り組むべきは、有能なAI秘書を持ち、プロンプトで自分好みにブラッシュアップして、気の利いたアバターを持つことでしょうかね。

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