2026.04.13
社長室
無駄なものを削ぎ落とす
この記事は、地熱開発コンサル会社のエディット代表の藤野が、朝礼で社員へ向けて発信するコラムです。
皆さん、おはようございます。良い季節になりました。木々が生命感溢れ、躍動していることがよくわかります。あらゆる植物が芽吹き始めます。もう一週間もすれば、森は蛍光ペンで塗ったような薄黄緑の若葉で覆いつくされるでしょう。
私の年になると、多くのことに感動を覚えることは難しくなります。それは、年齢を重ねて、生きるエネルギーが減衰するために、すべてのことに意識を振り分け、感性を研ぎ澄ますことなど無理なためなのでしょう。耳は聞こえなくなり、目は見えづらくなり、余計なことを考えられなくなり、興味があることすらも、億劫になってきます。だが、それでいいのかもしれません。若い頃、つまらない人間関係や会社間の軋轢などに一喜一憂していましたが、今は、もうどうでも良く、気が回らなくなってきました。
ところが、世の中には、70歳近くなっても、ずる賢く立ち回る人間を見ることがあります。そして、未だに、周りの静かに生きている人々にちょっかいを出してきます。若い頃だけかなと思っていましたが、年をとっても無明界を彷徨っているのでしょう。世の中の誰もが、見栄や出世のことなどの世俗のことから、離れて静かに暮らしたいと思っているのに、ご当人はそれに気づかないのだろうか、もっと静かに生きたらよいのに、と思います。
今の私は、年老いて余計なことはしたくないとは言いながら、分からないこと、あるいは専門分野の大きな課題を極めたいという意欲は、決して衰えているわけではありません。そんなことなどを純粋に熟考し、少しでも前に進んだ時の喜びは何物にも代えがたい楽しみでもあります。限られた人生を、時間を、無駄なものなど削ぎ落し、シンプルに考え、生きることに集中したいのです。
翻って、我がエディットの若いスタッフたちは、まだ雑多な競争社会で、自分の立ち位置も求めてもがき苦しまなくてはならないと思います。競争社会で生き抜く強さ、したたかさを見つけなくては、将来、自分が思い描く仕事はできないと思います。
タフであれ。そして猛烈に学べ。できるならばトップを目指して駆け抜けろ。そして、勝ち抜き、堂々たる生き方をしなければ、老後の静かな充実した人生は来ませんよ。
頑張れ、我が若者たちよ。