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我々は自分の作った物語を生きている

この記事は、地熱開発コンサル会社のエディット代表の藤野が、朝礼で社員へ向けて発信するコラムです。

 

皆さん、おはようございます。週末は久しぶりに青空の中、ゴルフでした。ゴルフ場は今、鮮やかな新緑で覆われています。適度の雨で、芝の状態は上々ですが、スコアは寄る年波に負けて、散々です。

さて、今日は「我々は自分の作った物語の中を生きている」で考えてみます。おそらく、皆さんはなんとなくわかると思いますが、自らの考え、思考、知識の量で、自分の思惑の中で生きている筈です。それ以上も以下もない。ということは、貴方が思う素晴らしい人生は自分が努力して作る以外はないのです。

しかし、考えてみれば、自分の意思で、実直に生きることを実現すればよい訳で、考えてみれば簡単なことかもしれません。ただ、そのための努力、自分の夢を実現するために手を抜かない強い信念は必要です。誰にも邪魔されないくらいの自分の強い意志が必要です。

そして、山口周の著書「コンテキスト・リーダーシップ」(2026)の中に、「人間は意味や物語なしに生きていくことはできない」という意味の一説があります。物語がどういうものか、私ははっきりとは見えませんが、なんとなく、先に述べたことなのかなと思っています。

ところで、コンテキストとは、ある出来事や発言・データなどが置かれている「文脈・背景・状況」のことで、その意味を正しく理解するための前提情報すべてを指します。そして、これに対となるナラティブという言葉がよく使われます。ナラティブとは、出来事や経験を「物語として語り、意味づける行為や、その物語そのものを指す概念」だそうです。単なる事実の列挙ではなく、語り手の視点や文脈、感情が反映された「意味のある物語」として理解されます。人によっては、ストーリーを作るという意味に近いかと思います。

AI時代でなくとも、我々コンサルタントは、課題(アジェンダ)を設定し、それをストーリーとして発信できるようにならなくてはなりません。そのためには、「現状がどうなっているか」、「これが今の仕事にどうつながっているのか」、「これを解決するとどのような効果があるのか」といった仕事の背景がしっかりと把握されていないといけません。

特に管理職は、社内のスタッフのみでなく、お客様を巻き込んだストーリー作りが必要です。そのためには、課題の解決によって、未来がどう変わるかを具体的に示す力が必要です。山口氏は、コンテキストを理解し、操作しようとするならば、周りの人がどのようにして「行動や言葉の連鎖」から意味づけし物語を生成するかのパターンをどれだけ知っているかが重要な素養となります。だからこそ、「文学」は人生を生きるうえで大きな武器になると述べています。また、別の書籍では、AI時代に突入した現在、ビジネスパーソンには、文学や歴史、哲学のような人文知が強く求められているとも言われています。

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