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エディットにおけるマネジメントの重要性

この記事は、地熱開発コンサル会社のエディット代表の藤野が、朝礼で社員へ向けて発信するコラムです。

 

皆さんおはようございます。まだまだ、暑さが続きます。日中歩いて息苦しさを覚えるのは、今年が初めてです。ゴルフ場の芝生も、水分不足と暑さに耐えられず、枯草のようなにおいがします。さて、今日はマネジメントについて話をします。おそらく皆さんはマネジメントについて慣れ親しんでいると考えておられるのではないかと思います。私が会社に入りたての頃、27歳でしたかね、感銘を受けたピーター・ドラッカー(Peter F. Drucker, 1909–2005)に代表されるマネジメントの概念は、今や常識といっても良いと思います。ですが、これほど中途半端に理解され、実際には十分に実行されていない概念は他にありません。ついでですが、ピーター・ドラッカーはマネジメントの父と称される経営学者です。

ビジネスにおける人事管理の手法を、会社組織の存続・成長を支えるための総合的な体系(学問・実践体系)として定義づけたのが、ドラッカーの最大の実績です。マネジメントを「組織の目的を果たし、働く人を活かすための具体的な体系」として明確に位置づけました。

ドラッカーは、あらゆる組織のマネジメントには次の3つの役割があると定義しました。

① 組織固有の目的(ミッション)を果たす;企業であれば「顧客の創造」、病院であれば「患者の治療」など、その組織が存在する本来の目的を遂行すること。      

② 組織に関わる人間を活かし、生産性をあげる;働く人々の強みを活かし、自己実現させると同時に、成果を最大化すること。

③ 社会的な貢献と責任を果たす;自社の事業活動が社会に与える影響を把握し、社会的課題の解決や価値創出に貢献すること。

また、「事業の目的は、利益の追求ではなく顧客の創造である」と説きました。利益は事業活動の目的ではなく、事業を存続・発展させるための「必要条件(結果)」にすぎないと捉えています。そして、新しい満足を生み出すイノベーション(変革)と顧客の真のニーズを理解するマーケティング(顧客視点)の二つこそが企業の基本的な機能であると提示しました。そして自ら目標を設定し、自律的に行動・評価する(自己統制)ことで、組織の目標と個人の成長を一致させるアプローチを重視しました。そして、最後にたどり着いたのが、世の中が、製造業社会から、情報・知識を扱う「知識労働者(ナレッジワーカー)」主体の社会へ移行することを予見しました。ナレッジワーカーの特徴は、自らの知識と判断で成果を生み出す存在ですね。そして、スタッフが「強みを最大限発揮できる環境を整えること」がマネジメントの主軸になると説きました。

ドラッカーにとってマネジメントとは、単なる「組織の管理・コスト削減のテクニック」ではありません。「人間を幸福にし、社会を健全に機能させるための道具」であり、人々と社会に貢献するための実践的な哲学そのものです。

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